回鶻城、窩魯朶城とも書かれる。
周辺諸国の記録に残されたウィグルの伝承によれば、ウィグルの初代可汗、ブク=カンは、トラ河とセレンガ河の合流する辺りに生えていた二本の木の間のコブから生まれた五人兄弟の末弟だったという。ブク=カンは兄たちを諸国に派遣して世界を征服し、そこで得た莫大な富によってオルドゥ=バリクを築いたという。
ブク=カンという音は、第三代牟羽可汗に当たるようにも見えるが、伝承なので、何人かの可汗の事績が混じっているのかもしれない。

版築によって築かれた望楼跡。

城壁。

城壁の外の堀。水はけの違いから、生えている植物が違う。 等間隔で並んでいるのは、やはり版築で築かれた防御用施設。

碑文｜望楼

バイバリク城址｜シネ=ウス遺跡｜タリアト遺跡｜チン=トルゴイ｜セヴレイ碑文