『砂漠の文化』

松田壽男著作集１

松田壽男

六興出版

目次

I

• 砂漠の文化
• 中央アジア史

II

• 烏弋山離へのみち
• 商胡の往来と亀茲国異景
• 伊吾屯田考
• 寄多羅月氏に就いての考

III

• 天山北路の歴史的あり方
• 釈氏西域記集註
• 消えゆく「西域」の残照
• 西域文化を探るために

解説　山田信夫

感想など

その昔、長距離通学をしていた学生の頃、中公新書の後ろのところに出ていた『砂漠の文化』というのが欲しくてずっと探していました。
新書だからあまり高くないだろうし、きっとストライクな内容だろうと予想していたのですが、結局、その時は見つけることができませんでした。

半ばあきらめていたのですが、何気なく買った松田壽男著作集の一番初めに入っていて、びっくりするやら感激するやら。このことに気付かずに、この著作集は梱包も解かないまま1ヶ月くらい部屋の真ん中に放ってありましたけど。
新古書にしてはしっかりした値段だったので、一つ間違えればその時の気分で買わなかったかもしれないので、気になる本は、買っておくものだ、と改めて心に誓ったのでした。
ただ、古書店で見つけた時には、既に2巻目『遊牧民の歴史』が欠けていたのです。「へーん、他で読んだからいいもーん」と負け惜しみを言ったものの、やっぱり読みたいので、結局は図書館で借りました。

長年の捜し物が見つかってうれしいけれど、ちょっと悔しい、そんな一冊でした。
（ううむ、中身の感想がない）