中央アジア

新発見の古文献と美術

原題"Центральная　Азия　
Новые　памятники　письменности　и　искуссттва"

1987年発行

ナウカ出版社（モスクワ）

目次

著者より		3
古文献
G.M.ボンガルド-レヴィン､ M.I.ヴォロビヨヴァ- ジェシャトフスカヤ	中央アジア　新発見のサンスクリット文献	6
S.G.クリャシトルヌィ	北西モンゴリア　ウィグル・ボグ=カガンの碑文	19
E.I.クィチャノフ	タングートの国・西夏における畜産業の管理を規制する法律（12〜13世紀）	38
V.A.リフシツ	古サマルカンド出土のソグド文書	53
芸術と有形文化財
E.V.アントノヴァ	東洋古代農民の芸術における野生動物（空間に関する知識の意味論によせて）	64
N.M.ヴィノグラードヴァ	南タジキスタン地域の青銅器時代の新発見の遺物	76
V.E.ヴォイトフ	ウンゲトゥの石像	92
M.V.ゴレリク	サカの武具	110
N.L.グラチ、A.D.グラチ	トゥヴァ出土　スキタイ時代の黄金細工	134
E.V.ゼイマリ	中央アジア古代史の時代区分	149
E.E.クジミチ	ウスン近郊のディオニュソス（カルガリの宝冠の意味論に寄せて）	158
B.A.リトヴィンスキー	東トルキスタンの古代および早期中世の建築物（中央アジアの建築学的発見の見地から）	182
V.G.ルコニン	マルリク出土「山羊の物語」の描かれた金器	223
B.I.マルシャーク	ソグドの美術	233
E.A.ノヴゴロドヴァ	中央アジアの母・祖先信仰についての新しいデータ	249
G.A.プガチェンコヴァ	更にハルチャヤンの塑像について	253
V.I.サリアニジ	チッリャ=テペと早期クシャーンの宝飾芸術	268
B.Ya.スタヴィスキー	古代中央アジア〜インド交流の遺跡としてのカラ=テペ−クシャーン・テルメズの仏教崇拝センター	282
S.A.ウジャノフ	タヒチ=サンギンで発見された銀の小像	290
略語一覧		297
図版		301

感想など

新しいっていっても、1987年当時の新しいですから、あんまり新しくなかったりもしますが（笑）。そのスジの人にはかえって定番になっているものが多いのではないかと。ユネスコの中央アジア文明研究に関するプログラムに関連して出版された3冊の論文集のうちの一冊だそうです（他の2冊は、『古代インド　歴史・文化交流』(1982年モスクワ)、『中央アジアの歴史と文化』(1983年モスクワ)）。

なお、目次は中味を読まないで訳したのでいい加減です（爆）。あまり信じないように（笑）。